2018/01/26
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・中ボルトについては、緩み、脱落などがなく、適正に施工されていることを
目視や触診で確認した後に、後日の点検のために合いマークの施工を行う。
・高力ボルトについては、その異常を発見したときには専門家に相談して対策を
検討することとし、現場で安易に触ってはいけない。
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【屋外広告物点検要領・同解説(案)】(一社)日本広告物施工管理協会
より。
さて、中ボルトは良いとして、高力ボルトを触ってはいけないとはどいういうことでしょうか。
・中ボルト
普通のボルトをこういいます。
中ボルトは支圧接合といい、その耐力は軸の太さで決まります。
たとえれば、釘と同じ原理です。
・高力ボルト(こうりょくぼると)=HTB(ハイテンションボルト)---
高力ボルトは摩擦接合といい、その耐力は締め付け力と摩擦係数のかけ算で決まります。
たとえれば、クランプに似た原理です。
・中ボルトにも摩擦は効いていますし、高力ボルトにも支圧接合のような使い方があります。
上記はあくまでも原理をたとえたものです。
特徴としては、以下の通りです。
・厳格な手順と方法で締めている。
・緩んだボルトを締め直しても初期の耐力はでない。
従って、その注意点としては、
・現場では安易に締めたり緩めたりしてはいけない。
となるのです。